快晴野球連盟野球部

第六話

〜豪雨戦〜



7月16日 快晴野球連盟グラウンド

快晴だ

試合にはもってこいの日だ。

水戸澤 「よっしゃ〜!!どんなやつが相手だろうとオレが完全試合だ!」

吉本 「ベンチがどう完全試合するんだよ。」

水戸澤 「う・・・うるさいな・・・気合だよ気合」

ぴ〜ひゃららぴーひゃらら〜

水戸澤 「ん?だれだ!トランペット吹いてるやつは!!」

吉本 「あ?これはな・・・。」

三井 「きたぞ・・・豪雨だ。」

たったったった・・・・

「こんにちはであります!豪雨野球同好会!いま到着しました。」

ぷっぷ〜

水戸澤 「あ〜うるせーよ!!もっといい曲使用しろ!」

「なにをいってるであります!我々豪雨の勝利の歌であります。」

水戸澤 「はあ?勝つのは俺ら快晴水戸澤軍だ!」

斉藤 「お前も名前変えるなー!!」

「しかしであります・・・。」

「もおいいだろう。森山。」

森山 「しかしであります・・・。キャプテン」

キャプテンといわれている男が水戸澤に近づいてきた。

キャプテン 「お前。いつか前の試合の時はいなかったな。新入りか?」

水戸澤 「その通りだ!快晴のリリーフエースだ。」

キャプテン 「ずいぶん調子を乗りな奴だ。」

水戸澤 「・・・・よく言われます・・・はい・・・。」

吉本 「おい尾崎!今日こそは勝ってやるからな!見てろよ!!」

キャプテン・尾崎 「そうかい。楽しみにしてるよ。」

ズシーン

「尾崎きゃぷてーん。遅れました〜すいませ〜ん。」

な・・・なんだありゃ〜超重量系の男が地響きをならして走ってきた。

吉本 「でやがった・・・・。」

水戸澤 「え・・・・・?」

尾崎 「宮崎・・・・三分オーバーだ。以後気をつけろ。」

宮崎 「はいすいません。」

豪雨監督 「全員そろったようだな・・。ミーティングを開始するぞ。」

「はい!」

監督 「おーい!快晴もスタメンを発表するぞ〜。」

「はい!」

監督 「よし!まずは・・・」

全員が口を閉じる・・・・。

「一番 レフト 中城」

中城 「はっはい!」

「二番 ショート 井上」

「三番 ライト 今岡」

「四番 キャッチャー 吉本」

吉本 「よし今日こそは・・・。」

水戸澤 (吉本や湯舟さんの顔が引き締まってる・・・。すごい気迫だ。)

「五番 センター 湯舟」

湯舟 「はい・・・・」

「六番 サード 里中」

「七番 セカンド 三井」

「八番 ファースト 須波」

須波 「・・・・・!!」

「九番 ピッチャー 斉藤」

斉藤 「よし・・・。」

監督 「いいか!相手は豪雨だがいつものように全力でいけ!」

「はい!!!」

監督 「よし!いけ!!」

「これより快晴野球連盟野球部対豪雨野球同好会の試合を開始いたします!互いに礼!」

「よろしくおねがいします!」

里中 「俺たちは後攻だ!表は確実に守るぜ!」

斉藤 「里中。サードゴロは頼むぞ」

吉本 「斉藤さん・・・・サインはお任せします。」

水戸澤 「エラーなんてすんじゃねーぞ!!」

一回の表 豪雨野球同好会の攻撃は・・・・・・

「一番 セカンド 大橋」

斉藤 (先頭打者のこいつも嫌いなんだ・・・。)

大谷 「にこにこ」

吉本 (笑顔にだまされてはいけないんだ。)

プレイボール

斉藤 (ここは初球は低めのストライクを・・・。)

ビューーー

大橋 「にこにこ」

バン!ストライーク!!!

斉藤 (初球は見逃す・・・か。)

ビュウーー!!

斉藤 (よし!150キロ!!)

カキーン

吉本 「しまった!!」

斉藤 「ああ・・・」

大橋 「やった〜剛速球をクリティカルヒット〜。」

今岡 「くそ〜」

ライトバックする!

斉藤 (だめだ・・・)

大橋 「誰もとれないよ〜。だって・・」

「はっはいった〜!!!先頭打者だ〜。ホームランだ〜!!!」

水戸澤 「なんだと!!!」

吉本 「しまった・・・大橋は速球が好みだったんだ・・・。」

斉藤 「しってて投げたが・・・・見事だった。」

大橋 「にこにこ。よっしゃー!」

ホームイン!豪雨野球部一点先制

斉藤 (しまったな・・・・100%宮崎に回ってくるな。)

斉藤は二番神戸をセカンドゴロにしとめ三番森山を・・・・・・

森山 「しまったであります!!ドン詰まりのピッチャーゴロであります!!」

斉藤 「説明ご苦労・・。須波」

アウト〜

「さあここで豪雨四番キャプテンの尾崎です!斉藤。一打席目をしとめることができるのでしょうか?」

尾崎 「悪いな・・・宮崎に回させてもらうぜ。」

斉藤 「それはどうかな?」

プレイ!

ビュッ

尾崎 「何度もその球はきかない。」

カキーン

井上 「無理だ〜。」

ショートの横抜けた〜。レフト前。

斉藤 (敬遠するしか・・・。)

五番 ピッチャー 宮崎

宮崎 「ほほいのほ〜いでホームラン」

吉本 (なに食ってんだろ・・・。こいつ。おっと・・・そんなこと言ってる場合じゃない)

斉藤 「吉本・・・チョット・・・。」

吉本がマウンドに駆け寄る・・・・。なにやらこそこそ話している。次第に二人の顔が真剣そのものになった。

吉本が戻る。

プレイ!

一球目、二球目はストライク三球目は外郭にはずれた。

宮崎 「よし!こいやー!」

斉藤 (まずいな。)

びゅうー

宮崎 「バットが届く位置なら・・・。」

グワキーーン

斉藤 「しまったーー。」

吉本 「やっちまった!」

じょ・・・・・場外だーー!!ツーランホームラン〜!!

宮崎 「ふふふふふ・・・」

豪雨野球同好会 一回に三点を取りました。

斉藤 「いつもこの展開だ・・・。」

しかしその後のバッター二人は三振・ピッチャーゴロとしとめ一回を終了する。

中城 「三点なんてすぐに返しちゃいましょうよ。」

斉藤 「そうだな・・・。」

一回の裏 快晴の攻撃は・・・・

「一番 レフト 中城」

中城 「よっしゃ〜」

だが中城の気迫もあの大物投手・・・宮崎の前では・・・。

どすうううううん!!!

宮崎 「三人で終わらせるぞ。」

「よっしゃー」


ずぐわあああああああん

ばしいいいん

中城 「うわ〜いつ見てもすごすぎる・・・。」

監督 「あれでも150キロなんだな・・・。目の錯覚で160キロ台に見えるが・・・。」

森山 「ナイスボールであります。」

中城は三振に終わり続く井上も三振にしとめられ。三番今岡

びゅるるるーーー

今岡 「くそ〜」

カキーン

大橋 「にこにこ」

バシッ

びゅ〜

アウト〜

振り遅れドンズまりのセカンドゴロだった。

斉藤 (やはりあの投手からは得点は難しい。)

水戸澤 (なんだよみんな・・・・あんなやつに・・・。)

斉藤 「吉本・・・・・・この回の三番目に回ってくる大橋に要注意だ。」

吉本 「わかりました。この試合絶対に勝ちましょう。」

斉藤 「わかってるさ。いくか!」

二回の表 豪雨野球同好会の攻撃―

続く


初試合で豪雨との対決です。どうなるのでしょうか!1月17日に二話分更新予定です。


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