快晴野球連盟野球部

第五話

〜初試合〜



7月14日 とあるグラウンド

快晴だ

今日は東京大学と練習試合である。

カキーン

中城 「よっしゃ〜バースデー先頭打者ヒットだ〜!」

コン

吉本 「よっしゃ〜!!さすが井上さん!快晴の川相!!バントの超天才!!」

井上 「よっしゃ〜再び8割〜。」

彼の名前は井上 達彦 (いのうえ たつひこ) 快晴の二番打者でバント成功率8割なのである。

カキーン

「やったー二遊間真っ二つ!!」

今打ったのは今岡 真治 (いまおか しんじ) どんな球でも確実に芯に命中させる天才バッター。

吉本 「よっしゃ〜ワンアウト1・3塁だ!一発いくぜ〜」

水戸澤 「どうせ三振だろ」

吉本 「ベンチみと〜はだまってろ」

水戸澤はいままでの三試合すべて出番なしなのである。

水戸澤 (ちくしょ〜はやくでて〜。)

「四番・キャッチャー 吉本 背番号13 」

「まってたぜ!快晴の四番!ミスタ〜13バン!!」

吉本 「いや〜どうもどうも」

水戸澤 「なにがミスター13番だよ・・・。オレは14だぜ・・・。」

吉本も水戸澤も今年の新入部員なので補欠番号なのである。

ビュ〜

吉本 「初球もらった〜!!!!」

カキーン

三井 「うわ〜」

湯舟 「あいかわらず飛ばすな〜。」

がしゃーーん

フェンスにダイレクト!

吉本 「ちくしょ〜!!もう2センチでスタンドインだったのによ〜。」

東大ショート 「センター!!二塁で刺せ!!」

センター 「まかせ!!」

ビュウ〜

吉本 「やばい!!」

バシっ!

うりょああ〜

審判 「アウト〜!!」

水戸澤 「おせ〜」

吉本 「うわ〜いまのはセンターがうまかったからだ!オレが遅いわけじゃない」

しかし三塁ランナーの中城と一塁ランナーの今岡までホームイン 快晴はいきなりの二点先制

監督 「よしもと〜バッティングはいいんだがあのセンターなかなかの強肩らしいから無理しないで一塁でとまっとけ〜。」

吉本 「はーい」

その後は湯舟がセンターフライで討ち取られ、東大の攻撃に移る・・。先発はエース斉藤

ストライーク!!

井上 「145キロだーーー!!ナイピー斉藤」

斉藤 「次は150キロいきますよ。」

水戸澤 「それより斉藤さんはすごいな〜。鈴木さん」

鈴木 次郎 (すずき じろう) 快晴の二番手投手。なかなかの豪腕ピッチャー

鈴木 「斉藤さんはプロにも負けないぜ。あの人は以前ドラフトで指名されたんだぜ。」

水戸澤 「断ったの?もったいない・・・」

鈴木 「そうなんです。それが不思議です。」

バシーーー!

「ストライーク!!」

ピピ・・・・147キロ

水戸澤 「あんな球ずっと投げれるんだから。人間離れしてないか?」

鈴木 「別名 快晴の豪腕なんだよな。・・・・・でも豪雨のピッチャーは150キロでるぜ。」

水戸澤 「豪雨ってそんなに強いの?斉藤さんでも抑えられないなんて。」

鈴木 「豪雨野球同好会はただの同好会じゃねーんだぜ。プロにいけなかった甲子園活躍選手が集まってできたチームだ。中にはプロ引退後の選手も何人かいるんだ。」

水戸澤 「ありえね〜。プロ選手がいるなんて。」

鈴木 「でも引退から何年もたってる選手だし・・・。」

水戸澤 「今のアマチュアはこわいな〜。」

ずばーーん

「ストライーク!バッターアウトー!!」

152キロ

監督 「いいぞ!斉藤!!」

そして・・・・

ゲームセット!! 9−0で快晴野球連盟野球部の勝利!!

やった〜やった〜

東大選手 「大学に勝ったぐらいで喜びすぎじゃね〜?あの選手」

あの選手とは・・・・

中城 「やったよ〜バースデーで五打数四安打!二打点!やったやった〜。」

みんな 「・・・・・・・はしゃぎすぎ・・。」

監督 「よくやった・・・・。といいたいがまあ相手が大学生だし・・・。勝てて当たり前だが・・。」

湯舟 「監督・・・そういう油断が禁物ですよ。」

監督 「そうだな・・・。さてミーティングもなしにして今日は解散だ。」

みんな 「おつかれさま〜」

帰り道

水戸澤 (やっぱりこのユニフォームはなんか呪われてるって感じでちょっといやだな〜。)

・・・・・・ピタ・・

誰かが水戸澤の肩をたたいた。」

水戸澤 「でた〜大蔵さんの幽霊〜!!」

後ろを振り向くとそこにいたのは・・・。

須波 「やあ・・・・・・・・・・・・・・大蔵さんじゃないよ。」

水戸澤 「あ・・・・・・ごめんなさい!須波さん!!」

須波 「まあいいや・・・・・それより一緒に帰ろうか・・・家こっちだし・・・・。」

水戸澤 「は・・・はい(不気味だな〜(汗)」

須波と雑談して帰った。

須波 「次の試合は・・・・・・豪雨・・・らしいよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

水戸澤 「え?そうなんですか〜(まいったな〜また出れないと思うな)」

須波 「まあ・・・勝てるようにがんばりましょう・・・。」

水戸澤 「そんなに強いんですか?」

須波 「うん・・・・・・・・・・・・・。あっじゃあ僕・・・・・家・・・・・こっちだから・・・。」

水戸澤 「そうですか、さよなら!」

須波 「おやすみなさい・・・。」

水戸澤の家 PM9時

水戸澤 「ふ〜今日も疲れたな〜。それより速く試合にでたいなぁ。」

プチ

わーわー

水戸澤 「おっ!湘南スカイヤーズVS読売ジャイアンツだ!」

「勝ちました!湘南スカイヤーズ!!これで貯金を5としました!!」

水戸澤 「プロかー。いいな〜俺もあの場所で活躍したいな〜。」

水戸澤 「よし!明日も仕事だ!寝るか」

プチ

ZZZ・・・

7月15日 快晴グラウンドロッカー

・・・・・・・・

湯舟 「監督!アップがすべて終わりました。お話というのは?」

監督 「よし、みんなきたな。」

ざわざわ・・・・・

監督 「明日の豪雨戦にそなえて今日は特別練習をする!」

「はあああ〜???」

吉本 「豪雨だって?聞いてませんよ。」

里中 「オレも」

三井 「僕も」

監督 「そういや須波と湯舟にしかいってなかったな。すまんすまん。」

斉藤 「監督・・・・それで特別練習とは?」

監督 「いまからいうぞ!さっそく始めるぞ。」

グラウンドに出た。

監督 「まずは、守備を鍛えるぞ!!一人500本ノックだ!やらない者はむこうで湯舟のノックをうけろ。」

吉本 「え?500本?」

水戸澤 「なんだって!?」

里中 「おいおいお前ら、びびってるのか?たったの500本だぜ。」

三井 「そうですよ・・・・あっあなた達はまだやったことないんでしたっけ。」

水戸澤 「やったこともない。だいたい50本ぐらいだぞ。」

湯舟 「おーい始めるぞ。」

大外 「へーい」

水戸澤 「あっ!大外さんですか?話は聞いてます。オレ新入部員の水戸澤 大成です。よろしくっす。ポジションは投手です。」

大外 「おお!オレも話は聞いてたよ。しばらく仕事でこれなかったからな、大外 英夫 (おおそと ひでお) だ!よろしくな!ポジションは内野外野どこでもできる。」

水戸澤 「守備が得意なんですか?」

大外 「そうでもない・・・・代打要員だからな・・・。どこでもできないと。でも代打での打率は5割以上だぜ。」

水戸澤 「へー。すごいですね。オレなんてまだ一回も出してもらってないんですよ。」

大外 「まあ投手じゃ斉藤さんがいるからな。おっと始まるぜ。」

湯舟 「おーいエラーしたやつはグラウンド二周だかんな。」

うーす

吉本 「・・・・・・オレキャッチャー。」

「吉本ずりーぞ!!キャッチャーはオレだ!」

吉本 「松中さん、ひどいっすよ。」

松中 「この松中 武三(まつなか たけぞう)きさまにレギュラーを奪われた覚えはない!」

三井 「またはじまったよ」

里中 「松中の野郎まだ吉本にレギュラー取られたことを怒ってるのか。」

大外 「実力なんだししかたないよな。」

須波 「きゃっちゃー・・・・・オレだって・・・・。」

吉本&松中 「ガーン」

カキーン

大外 「うおりゃ〜。」

ポロ

へいへーい

湯舟 「グラウンド二周〜。」

水戸澤 「おっしゃ〜」

カキーン

水戸澤 「おっとっと・・・・・あっ」

ポロ

湯舟 「グラウンドにしゅ〜」

吉本 「へーいへーい。」

水戸澤 「ちきしょ〜。もう二週なんてしねーぞ!!」

・・・・・・

水戸澤 (ん?吉本の番か)

カキーン

水戸澤 (よし!ぽろれ!)

吉本 「ほい」

バシッ

水戸澤 (まさかな・・)

そして・・・・・

監督 「はあはあ・・・・・もう夜か〜。全員できなかったな。」

里中 「はあはあ・・・・・え〜他のやつもやらせましょうよ〜。」

監督 「でも明日は試合だし、睡眠も大事だと・・・。」

三井 「結局守備練習だけで終わったな。」

井上 「これじゃあ普通の練習と大体一緒じゃん。」

監督 「ふ〜よし、今日は解散!明日は仕事はなしで!朝から東京球場へ集合だ。」

水戸澤 「やった〜仕事なしだ〜。でもはげちょーと会えないのがさみしいな。(はげちょー=部長のあだな」

水戸澤 (明日はでれるかな・・・)

吉本 (またあの豪雨と戦わなけりゃあいけねえのか・・・。明日こそ・・・。)

それぞれの思いを胸に明日の試合へと進む・・・・。

続く


そろそろネタというやつがとぎれとぎれです・・・。第五話のシナリオはなんだかものたりないです。(そのわりには少し長い)

学校でもネタが思い浮かびません。やっぱり野球の途中にうかんできますね。さて・・・いよいよ次の話は試合です。自分でもまってましたとばかりに・・・。

で・・・・7・8話ぐらいににくさんの小説「湘南スカイヤーズ」と連動することになりました。今回も少しだけ登場させていただきました。ありがとうございま〜す。


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