快晴野球連盟野球部

第十話

〜真バッテリー誕生〜



7月20日 東京スポーツ公園球場

快晴だ

今日の相手はある喫茶店会社のチームで、守備はだめだが足と持ち味のバッティングをいかし大会でも上位にランクインするチームである。

水戸澤 「ミト流星スターズ〜?なんだその名前は〜!しかも会社名は喫茶ミト・ダヨーンだとお!?」

三井 「まあまあ怒るなよ。結構強くて有名なんだから。」

里中 「でも俺たちはいままで戦ったことがねえんだ。」

吉本 「ふん!守備がだめじゃあ全然だめだな」

監督 「よし!スタメンを発表する。全員集まれ。」

ざざっ

監督 「いいか!とにかくヒットを狙え!そうすればあとはなんとかなる!わかったな!」

「はい!」

「よし!一番 レフト 中城」

「二番 ショート 井上」

「三番 ライト 今岡」

「四番 キャッチャー 吉本」

吉本 「とうぜんだぜ!」

「六番 サード 里中」

「七番 セカンド 三井」

「八番 ファースト 須波」

「九番 ピッチャー・・・・」

湯舟 (やはりここは鈴木でいくだろうな・・・。しかしもしかすると・・・。)

「鈴木!以上だ。」

(やはり・・・な。)

監督 「スコアは大外頼む。よし!全力でいけよ!」

「はい!」

「これから、快晴野球連盟野球部とミト流星スターズの試合を始めます!」

「よろしくおねがいします!!」

監督 「水戸澤と松中。つくっておけ。」

水戸澤&松中 「え?」

監督 「今日の試合・・・。」

試合は快晴が先行で始まった。ミト流星スターズの投手は初回からかなりの荒れ球で中城・井上・今岡を連続四球で歩かせてしまった。

ミトの投手 「しまったーど真中!!」

吉本 「もらったーー!!」

投手がたまたま入ったストライクを吉本のバットが豪快に切り裂く!!

カキーーーン

先制の満塁ホームランだ!ミト流星スターズも唖然・・・。こうして快晴は初回に吉本の満塁本塁打をふくめてエラーなどで合計7点を手に入れた。

しかしその裏鈴木は立ち上がりからミト流星打線につかまってしまう・・・。

カキーン

「ショートゴロだ!井上!」

井上 「ほいっ!」

だっだっだっだ・・・セーフ!!!

「は・・・・速い!タダのショートゴロだったのに・・・。」

カキーン

「今度はセンターの前だーー!!」

快晴は裏に3失点。7−3となる。しかし二回にまた快晴は二点を奪い9−3と点を広める。が・・・・しかし。

「二回の裏!ミト流星スターズ!9連続安打で9−8においついたーー!!」

鈴木 「ふう・・・はあ・・・。」

監督 (鈴木じゃやはり厳しいか・・・。)

そのころ水戸澤と松中は出番を待ちのぞんでいた・・。

びゅーー

バシッ!

松中 「いいぞ水戸澤!」

水戸澤 (鈴木さんが打たれてる・・・。これは出番があるかもな・・・。しかしミトのほうも凄い打撃だ。)

カキーン

吉本 「あわわ・・・・」

「9−9!!二回の裏同点だーー!!」

監督 (まだだ・・・まだねばってくれ鈴木・・・。)

その後両チームの打ち合いは続き八回の裏にきて14−15。ミト流星スターズに逆転を許してしまった。

鈴木 (逆転されてしまった・・・。しかしまだワンアウト・一塁・・・・ピンチは続くあまりだ。)

監督 (ここまでか・・?)

ボール・・・フォアボール!!

「鈴木歩かせてしまったーー。ワンアウト一・二塁!!鈴木のピンチが続く!!」

監督 「水戸澤!出番だ!!」

水戸澤 「ついに来たか・・・・。」

松中 「いくか・・・・大暴れだ!!」

監督 「タイム!!!」

・・・・・・・・・・・・・・・

「快晴野球連盟野球部。選手の交代をお知らせします。」

その変更は以下の通りだった。

ピッチャーの鈴木に変わりまして・・・・・水戸澤 大成 背番号16

キャッッチャーの吉本がライト。ライトの今岡がファースト

ファーストの須波がキャッチャー。

キャッチャーの須波変わりまして・・・・松中 武三 背番号2

ピッチャー 水戸澤

キャッチャー 松中

ファースト 今岡

ライト 吉本

交代 鈴木 須波

「わーわー」

ミト流星 「バッテリーがそのまま変わったぞ・・。」

ミト流星 「あのキャッチャーが生捕手番号2番をつくってるぞ。」

吉本 (鈴木さんがかわいそうだぜ・・・。あの水戸澤と松中じゃあ・・・。)

水戸澤 (ついに・・・・初マウンドだ・・・。)

吉本 「おいてめえ。状況わかってるだろうな。」

水戸澤 「わかってるよ。一点もわたさねえよ。」

監督 「須波・・・すまない。鈴木・・・・悪くなかったぞ。」

須波 「いえいえ・・・・・・」

鈴木 「はい。」

監督 (水戸澤の力をだしきらせることができるのは松中だけだ。前のようなリードを頼むぞ・・・松中・・・)

「わーわー」

水戸澤 「松中さん。よろしくお願いします。」

松中 「オレこそよろしくな。・・・・・・お前のおかげでまたマスクをかぶれるんだ。」

プレイ!!

こうして水戸澤が快晴の初マウンドに立つ・・・・。

振りかぶり・・・・足を上げて・・・・投げる!!

水戸澤 (これがオレのスタートだ!!)

びゅーーーバシッ!!!

「ストライーク」

松中 「よっしゃー。ど真中のいい球だ!!」

水戸澤 (次は・・・スライダーを)

松中 (スライダーか・・・・よし。)

びゅーーー

ブン

「うわっ」

バシ

「ストライーク」

松中 (とどめだ。ここでピヨカーブだ!)

水戸澤 (いっきにけりをつける!!)

びゅーーーー

打者 (ど真中!?もらった!!)

クイッ

打者 (!!)

ブン!!バシイ

「ストライークバッターアウトー!!!」

水戸澤 「よし!!」

水戸澤は心の中で大きくガッツポーズをした!

松中 「よかったぜ・・・。あと一人だ!!」

ズバシッ

「ストライーク!!バッターアウト!!」

水戸澤 「やったぜ!!あとは九回で逆転だ!!」

松中 (あいつ・・・すごいぜ!体全体から自信があふれている!!)

その時。松中はなにかをふっと思い出した。


三年前・・・・・・

大蔵 「どうだったか松中!!今日のオレは!」

松中 「いつもどうりだよ。あいかわらずいい球だぜ。」

大蔵 「オレは来年からプロだからな!」

松中 「まだきまったわけじゃないだろ。浮かれてるとあとでショックが大きいぞ。」

大蔵 「平気だ!オレなら確実だ!」

斉藤 「あのー大蔵さん。僕にも大蔵さんみたいな球が投げれるようになりたいです。」

大蔵 「よしわかったわかった!オレがおしえてやろうまずはな・・・。おい!松中!そこに座ってくれ!!」

松中 「はいはい・・・。」

・・・・・・・・・・・

松中 (どこか似てるなあいつは・・・。)

水戸澤 「よっしゃー!九回は九番のオレから始まるぜ!絶対やってやる!!」

このあと快晴はみごと逆転をすることができるのか。そのころ斉藤は・・・・。

斉藤 「今日はミト流星スターズとの試合だったな・・・。鈴木がうまくやってけるだろうか・・。」

ガチャ

米田 「斉藤。見舞いにきたぜ。それよりオレは課長だぜ課長!」

斉藤 「米田か・・・おめでとう。それより・・・・今試合どうなってるかわかるか?」

米田 「さあな・・・。それよりお前がぬけた快晴・・・。勝算はあるのか?」

斉藤 「鈴木がどこまでもつかだ・・・。あいつは球は速いが他に球種が少なく。打たれると動揺してしまうんだ。根性的には米田の方が上だ。」

米田 「そうか・・・・オレもプレーをやめてもう二年か・・・・。そろそろまたやり始めようかな・・・。」

斉藤 「お前がはいってくれればオレの穴もふさげるな。入ってくれよ。」

米田 「確かに野球をプレーしたい。しかし、課長にも任命されて・・仕事もあるし。」

斉藤 「関係ないだろ。自分のやりたいことをしろよな。」

米田 「考えとくよ・・・。じゃあな。」

ガチャ・・・・

斉藤 「・・・・・・・・・・・・・・・」

九回の表快晴野球連盟野球部の攻撃は・・・・・・・

水戸澤 「吉本みてやがれ!オレが逆転劇の幕開けをさせてやるぜ!」

続く


十話目にしてついに水戸澤登板です!しかも二者連続三振とすごいスタート!!九回で逆転はできるのでしょうか!?

というか松中さんにただあこがれるばかり・・(おい)

米田が野球部に入りそうです・・・。ついに部員が増えるのか・・・?そして大蔵さんは・・・・・。

水戸澤をかっこよく書きたかったですが・・・。松中さんの方が主役な感じが・・・・。おっと久しぶりでなんか頭が・・・・。(笑)


九話 十一話
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