快晴野球連盟野球部

第十一話

〜後はまかせろっ!!〜



あらすじ
エース斉藤がいないなか快晴は練習試合でミト流星スターズと戦うが打っては打たれるの繰り返しで鈴木は八回には逆転を許してしまう。
そして監督がついに立ち上がり。鈴木に交代をつげる・・・。
そしてついに立ち上がったのは水戸澤大成!!松中とバッテリーを組み初マウンドにたつ!
そしてみごと二者三振でピンチを切り抜ける。
快晴は九回に逆転することはできるのか・・・。

状況 九回の表 快晴の攻撃 14−15 1点ビハインド

三井 「一点取らないと負けか・・・。」

里中 「打順は入ったばっかりの水戸澤からか、代打で大外か?」

水戸澤 「いや。そのまんまいきますよ。」

吉本 「大外さんにゆずれよ。」

水戸澤 「監督の采配だ。文句いうな。」

吉本 「ちくしょー監督なんでだ?」

水戸澤 (なんとか当てるか・・・。そうすればなんとかなる・・。)

深呼吸をして水戸澤はバッターボックスに入り大きく構える。」

水戸澤 「さあこいやー!!」

ミトの投手 「なんだとー。」

「プレイ!!」

びゅーー

水戸澤 (高めのストレート!もらったーー!!)

カキーン

「あ・・・」

バシ

「アウトーー!!」

吉本 「キャッチャーフライじゃないかよ」

三井 「うわー。あたりそこねたんだなー。」

里中 「もう少し球をよくみろよ。」

水戸澤 「はい、すいません。」

監督 「しょうがない。中城頼むぞ。」

カキーン

ショートのエラーで中城は一塁へ残ることができた。

中城 「ふ〜守備が悪くてたすかった〜。」

二番は井上だ。状況はワンアウト一塁。三番は今岡なので、送りバントで進めてもいい。

監督 (やはり井上にまかせる。送りバントだ)

井上 (コクリ)

びゅー

こーーん

「あがったー!!キャッチャーフライだーー!!」

井上 「ええ?」

ポロ

「ファ・・・ファール!!」

井上 「あぶねー・・・。こんどは・・。」

かーーん

「ファール」

快晴ベンチ 「井上さん・・?」

監督 (それでもバントだ・・・。)

コン

井上 「決まった・・・。」

ツーアウト二塁

「今岡さん!いきましょう!!」

今岡 「打つだけだ!いくぞー」

今岡は試合になるとなぜかすごい気合が入っている。

「わーわーあと一人だー。」

カキーン

ショートゴロだ!!

ビシィ!!

「はじいたー。エラーだー。中城三塁ストーーップ」

今岡 「エラーで出塁など・・・はずかしいぜ。」

ツーアウト 一・三塁

吉本 「きたな・・・・。」

きました!吉本!というばかりの吉本だったが・・・・

ボール!!フォアボール

「なんだよー逃げたのかー!」

水戸澤 「あいつから逃げる奴はいないんじゃない?」

吉本 「満塁で湯舟さんか・・・。転がせば同点だな。」

湯舟の一打で勝敗が動く・・・。試合でこんなに緊張することはないだろう・・。ベンチが静まり返る・・・。

五番 センター 湯舟

ミト流星 「あと一人だ・・・。」

湯舟 (さあこい!)

びゅーーー

(頼む!!)

カキーン

三遊間だ。

ミト遊撃手 「終わってたまるかーー!!」

バシイ!!

「ショート飛びついたー!!取ったー!ゲームセット!!快晴!ミト流星の意地のファインプレーで逆転を逃し敗北ーーー!!」

湯舟 「なんでだ!」

吉本 「エラー班のくせに!!」

水戸澤 「オレの勝ち星!!」

三井 「そんな・・・・」

里中 「おお神よーーー!!」

「やったやった〜ミト流星スターズ万歳!!」

「お前最高だー!!」

「みたかーミト・ダヨーン!!」

今岡 「ああ・・・・こんなところに・・・。」

須波 「神から見放された・・・。」

井上 「須波さん暗すぎ。」

中城 「インチキだーーー!!」

監督 (なぜいままで13エラーしたチームが土壇場でファインプレーをするんだ・・。やはり運がないのか・・・?)

湯舟 「ヒットだったのだが・・・。」

今岡 「今度ミト・ダヨーンに殴りこんでやる!!」

井上 「おいよせ。」

水戸澤 「裏はオレがおさえたのにーー!!」

吉本 「今日はやけだーーのみまくってやるーー!!」

監督 「お前ら落ち着け!!ミーティングを始める!!」

・・・・・・・・・

監督 「斉藤がいないなか鈴木もがんばった。そして水戸澤も・・・。」

吉本 「監督!やはり鈴木さんの継続投手が必要なんじゃないですか?」

監督 「そうだ・・・・やはり投手が必要だ。それに・・・。水戸澤の力もわかった。そこで私が一つローテを組んだ。」

吉本 「え?」

監督 「いまから発表しようと思う。」

水戸澤 「ローテか・・・。」

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

監督 「投手ローテーション!水戸澤!キャッチャー松中」

「ええ!?」

水戸澤 「オレがローテ・・・・ついに・・・ついに・・・。」

松中 「よろしくな水戸澤。」

水戸澤 「よろしくお願いします!!」

吉本 「なんだって!!」

三井 「水戸澤くんがローテのトップだ!!おめでとう!」

里中 「松中とのバッテリーか!!ピヨカーブを取れるのは松中しかいないもんな。」

監督 「ああ・・・・新投手ローテだ。」

吉本 「オレの守備位置は!!」

監督 「大丈夫だ。考えとく。」

今岡 「しかし・・・・。」

吉本 「監督!俺はこんな新人をローテーションにいれるなんて認めませんよ!!」

監督 「こらこら・・・オレは水戸澤の素質に期待してトップにした。文句をいうな吉本。」

吉本 「この水戸澤のせいでオレはキャッチャーを譲らなければいけないのかよ!!」

松中 「実力なんだよ。」

吉本 「くそー。」

監督 「次!鈴木!吉本」

鈴木 「はい!」

その夜の飲み会に吉本は参加せず。次の日には朝からグラウンドで一人練習していた。」

里中 「おっす吉本!お前はオレみたいに偉いな!さすがオレが見込んだだけある。」

吉本 「あ・・・おはようございます。」

里中 「よしっお前の練習に付き合ってやるよ。」

吉本 「え!有難うございます!!」

そして。

水戸澤 「うーす!おはようございます!。」

井上 「おせえよ」

今岡 「同じく」

三井 「おはよ〜。」

中城 「おっす!」

吉本 「きたか。」

水戸澤 「よう!ヨッシー」

吉本 「(怒)いまに見てやがれ。いつかてめえのピェカーブとかいうもんとって見せてやるよ。」

水戸澤 「ピヨカーブだよ。一生取れないだろ。お前とバッテリーなど組みたくもない。」

吉本 「いつか見てろ。(絶対とってやる。みてろよ!)」

水戸澤 「一生無理だ!!(楽しみにしてるぜ!)」

快晴連盟 オフィス

井上 「なあ今岡。昼どこに飯いく?」

今岡 「そうだなあ・・・・。あっ!ミト・ダヨーンにいっていろいろ偵察してこねえか?」

井上 「え〜。あそこまずいって評判だぜ!しかも敵の所なんていやだぜ。」

今岡 「偵察だよ。金はオレが払ってやっから!な!」

井上 「しかたねえな〜。あとハンバーガーもおごれよな。」

今岡 「任せとけって。」

こうして今岡と井上の怪しすぎる行動が始まった・・・。

続く


ミト流星スターズ・・・。前の快晴で出てきた喫茶店(ミト・ダヨーン)のチームとして登場。

今回快晴を勝たせるか迷いました。でもやはりいきなり水戸澤の勝ち星はちょっとですな(汗)

しかし水戸澤と吉本。心の中ではいいライバルだと思ってるでしょう。

次回は井上と今岡が喫茶店で・・・?


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