湘南スカイヤーズ

第7話



天気がいい
湘南の海の風が身にしみる
でもここは屋内。湘南バッティングセンターである

国雪「お前で俺の球をうてんのか?」

天大「余裕余裕」

国雪「そうか、じゃあ打ってみな!」

ビーーーーー

客「始まるぜ・・・」

客「ゴク・・・」

国雪「おりゃあああああああああああ!」

店長「バカ!全力投球だろ!それ!」

キーーーーーーーーーーンカツッ

国雪「なに!当てた?」

ピピピ・・・153k

店長「150こしてる・・・はあ・・・・」

天大「いい球なげんじゃん。さあすがエース」

国雪「おら、喋ってないでいくぜ!」

キーーーーーーーーーンカツーン

天大「ほら!ゴロだが当てたぜ!」

ピピピ・・・154k

国雪「すげえ・・バッターとしても活躍できるぜ。こいつ」

天大「どうした?もう終わりか?」

国雪「まだまだ!おりゃあ!」

キーーーーーーーンカキン

ピピピ・・・155k

天大「今度は外野フライだぜ!」

国雪「へん!どれもこれも当ててばっかでヒットじゃねえ!悔しかったらヒットを打ってみな!」

キーーーーーンカキーーーーン

ピピピ・・・156k

国雪「う?」

天大「これはどうなんだ?スカイヤーズのエースさん」

国雪「まぐれまぐれ!」

客「おい・・・国雪のボールが1kずつ速くなるたびに天大も打球が良くなっていってるぜ」

客「お、そういえばそうだな」

この繰り返しで15分たった・・・

国雪「おりゃあああああああ!」

キーーーーーーンカキーーーーーン

ピピピ・・・160k

客「うひゃあ!」

客「すげえ!」

天大「ふう、もういいや。いい練習になったよ。エースさん」

国雪「何!逃げんのか?」

天大「逃げる?バカ言え。もう俺がやる予定だった3回分は終わったぜ。第一お前相手に逃げると思うか?」

国雪「なんだと!てめえ!」

店長「やめろ!国!」

国雪「はあ・・・はあ・・・う!?」

店長「どうした?国!」

国雪「な、なんでもないよ・・・閉店時間までの約束だったけど、ごめん。もう交代してもらってくれ」

店長「あ、ああ・・・」

国雪「じゃあな」

静岡にゃにゃにゃドーム

坂本「おい!天大!」

天大「はい、なんですか?」

坂本「お前ちょっと投げてみな」

天大「はい・・・?練習時間なら終わりましたけど」

坂本「いいから3球だけ!はやく!」

天大「はい、行きますよ」

キーーーーンズバン!

坂本「全力で!」

キーーーーーンズバーーン!

天大「ラストいきますよ」

坂本「全力で投げてみろ!」

キーーーーンズバン!

坂本「天大どうした?全力か?それが・・・」

天大「はい、本気で投げましたよ」

坂本「そうか・・・」

天大「???」

坂本「(肩をかばってる?まさかな・・・)」

島岡「どうした?坂本」

坂本「おう島岡(しまおか)。天大の様子がおかしいんだ。肩をかばったような投げ方をするんだ」

島岡「気のせいだろ。あいつは自己管理のしっかりできた奴だ。肩を壊すなんて間違ってでもあるもんか。」

坂本「そうだよな・・・天大にかぎって・・・」

天大「おつかれさまでしたー!」

坂本「おう、じゃあな」

島岡「おつかれさーん」

ガチャ・・・

湘南スタジアム

中倉「山気原さん!あと50球!」

山気原「うへえ〜まだやんのかよー」

中倉「あたりまえじゃないですか!僕は架界さんからレギュラーを取らなくてはならないし、山気原さんだって国雪さんからエースの座を取らなくちゃ!」

山気原「だからといって俺に500球投げさせるバッティングはきついぜー。しかももう8時(夜)だぜー」

中倉「きつくなきゃエースの座は取れませんよ!」

山気原「立場が逆に・・・」

中倉「山気原さん!早く!」

山気原「お、おう!」

シュ!キーーーン

中倉「それ!」

カキーーーン

保見沢「保見保見ビ〜〜〜〜ム」

山気原「守備が奇声を発した!」

中倉「保見さんどーもです」

保見沢「この特訓に1回につきバイト料10000円だったよな。山気原」

山気原「え?聞いてないっすよ」

中倉「ドキ・・・」

保見沢「お前が払ってくれるって中倉が・・・」

山気原「は?中倉!!!!(怒)」

保見沢「いない・・・」

山気原「ぬおー!逃げられた!(悲)」

保見沢「10000円のお買い上げでーす」

山気原「中倉め・・・(怒怒怒怒)」

第8話に続く


作者から
国雪と天大に異変が見え始めましたね。ご期待ください
今後スカイヤーズの選手たちのチームに入るまでの過程を短編で紹介します。ご期待ください
中倉セコイ・・・


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