快晴野球連盟野球部



第十七話

〜復活〜




8月4日

快晴だ。

一回の裏 エベレストの攻撃

「一番 サード 青木」

いいぞーいけいけー。

「ったくうるさいな。」

「よし水戸。黙らせるぞ。今日も思いっきりいこうぜ。」

「はい、サインはいつも通りで」

「プレイ」

「ストライーク!!バッターアウトー。」

「青木〜力入りすぎてるぜ!」

(いやしかしなんなんだあの変化球は・・・?)

水戸澤は青木を凄い落差の変化球でしとめその後の継続バッターも簡単にしとめた。

二回の表

カキーン

福原がまずセンター前。そして里中は・・・・。

4−6−3のダブルプレイ・・・

「くそー。」

松中もセカンドゴロ

「保険のことなら死ぬまで保障しますよ。俺達はスポーツ保険に入ってるから思いっきりプレーしてもいいのさ!」

「確かにごもっともだ。」

二回の裏も水戸澤が綺麗に三人で終わらせた。

(よっしゃー。調子いいぜ。これなら完封してもいいな。)

三回は水戸澤が三振したあと中城&井上が決めてくれた。

中城が三塁打を放ち井上は得意のスクイズ。しかも井上はおまけでセーフ。3−0

今岡もライト前に流すし吉本は井上と今岡を帰すタイムリーツーベース 5−0

裏も水戸澤が三人で抑える。

「いいぞー。水戸。いい球きてるぞ。」

「いいえ。松中さんのおかげですよ。」

四・五回は快晴は六安打2得点・いっぽうエベレストはノーヒット(水戸澤は一四球)

快晴 7 − 0 エベレスト

六回の表 快晴の攻撃

今岡が今度は二塁打を打つ。吉本はセカンドゴロ。その間今岡は三塁へ。湯舟はサードのエラーで出塁。今岡はホームへいけず・・。

しかし福原はショートの頭をこすバウンドの打球を放ち今岡はホームイン。しかし湯舟がセカンドでレフトからの送球でアウト。

里中も調子悪く三振。

「よーし水戸澤。今度の試合の為に休んどけあがって良いぞ。」

「はい。わかりました。(まだ投げれるんだけどな・・。)」

「よし、米田頼むぞ。」

「はい。」

快晴連盟は六回表が終わったところで米田をマウンドに送ることにこれが快晴三本柱だ。

そして守備もこう変わった

右翼→捕手 吉本

一塁→右翼 今岡

松中はベンチへ・・・・。

快晴 8 − 0 エベレスト

米田も絶好調だ。ここもエベレストを三人に抑える。

(なんだー?エースの故障と聞いていたのに快晴ってここまで凄いものだったのかー?)

エベレストの監督が思った。

今日の快晴はまず投手の二人がよかった。なんと八回まで水戸ー米田のリレーで無安打三四球。無安打なのでリレーノーヒットノーランとい快挙をなしとげそうだ。

(ふ〜。今日の調子はかなりよかったな。カーブがよく来てた。でもあの四球はいらなかったな。)

水戸澤が自分で反省していた。これもとても珍しいことだ。

九回の表

カキーン

「うそだろ。」

「またか!?」

中城がこんどはレフトへスリーランホームラン!大会第二号だ!大会の記録では6号目らしい。

「自分でもしんじられねーよー!!やったーーー!!」

(凄いな。中城。甲子園で俺からホームランを打った時みたいだ。)

その後井上・今岡もヒットで続く吉本はセンターフライだったが湯舟のタイムリー&福原のタイムリーで13−0

九回裏 エベレスト最後の攻撃 

快晴 13 − 0 エベレスト

「よーし。鈴木。初ストッパーだ。セーブの条件は整ってないが守って来い。」

「よっしゃー。」

そして鈴木は鮮やかにまった。エベレストの攻撃を三人で終わらせ。快晴は投手リレーでノーヒットノーランを成し遂げた。

「よっしゃー!やったぞー!水戸!米!」

「いいぞー鈴木さーん!」

「いいスタートだな。」

三本柱が盛り上がっている裏でエベレストは・・・。

「ちくしょう!これ本当にアマチュア草野球か!?」

「一応・・・・」

小説に文句つけていた・・・。

快晴はまず一回戦最高のスタートを切った。

「えー。本当にお前達よくやったぞ!今日の試合は言うことなしだ!今度の二回戦「滝」だからしっかり体をやすめ練習に励めよ。せっかく仕事やらなくてすむんだから。

「よーしみんなー!滝にリベンジだ!!」

「おー!!」

「次も無安打リレーやりましょうよ!米田さん。鈴木さん!」

「そうだな。」

「やるか〜!」

「おー!!」

・・・・・・・・・・

その次の日快晴は豪雨が22−0で二回戦進出したことを知った。

「22点だぜ。すごすぎるよ・・・。」

三井が自信なさげに言う。

「でも滝の方が24点で得点は多いぞ。」

井上が言う。

「でも相手はアリンコだぜ。ははは・・・」

「でも豪雨が勝ったのはいつもベスト8に入ってる強豪チームなんだよ。そこから22点かよ・・・。」

三井が言う。

確かに豪雨はやはり強い。快晴はこのまま進んでいくと準決勝で当たる。

「優勝するには六勝するんだな。とにかく東京はチームが多い。」

湯舟が言った。

「俺らも十三点なんて遠慮しなくていいんだ。次は更に打つぜ。よし!今日の練習メニューは打撃メインだ!いくぞー!」

里中が張り切ってグラウンドへ出て行った。

「よっしゃー。本来の打撃をみせてやろう!」

三井も気を取り直し言う。

「よし。いくか!」

湯舟も行った。

「おーい・・。みんないっちゃった。」

水戸澤だけが取り残された。外ではみんなフリーバッティングやトスバッティングの準備。

「おい。水戸・ピッチングしようぜ。米田も鈴木ももうやってるぞ。」

松中がそういってやってきた。

「わかりました。いきましょう。」

投球練習の場所までいくと米田は吉本と鈴木は水面と投球練習を行っていた。

「遅かったな。水戸だよーん。」

吉本が言う。

「うるさいな。それより変化球はとれるのかい?」

水戸澤が言い返す。

「お前の変化球はなんかおかしいんだ普通の捕手じゃ取れないんだよ。」

「おい!吉本!となると俺が普通の捕手じゃないというのか!?」

松中が言う。

「いや別にそんなこといってませんよ。」

吉本がいう。

「あわわ・・・なんかやばい不陰気。」

「もういいからほっときましょう松中さん」

「そうだな。」

そして試合の日はすぐにきた。

3月8日 池袋地下野球場

名の通り地下にできた新しい球場だ。

「さて、今日は滝と試合だわかってると思うが二回戦。去年一回戦で敗れた相手だぞ。手加減はいらない全力で倒すぞ。スタメンを発表する。」

一番 レフト    中城
二番 ショート   井上
三番 ライト    今岡
四番 キャッチャー 吉本
五番 ファースト  福原
六番 センター   湯舟
七番 セカンド   三井
八番 ピッチャー  米田
九番 サード    里中

「今日は米田が先発だ。しっかり頼むぞ。もし打たれても後ろに水戸澤と鈴木もいる。」

「はい。」

「去年の無念を晴らしに来たぞ。滝」

湯舟が言う。

「ふふふ・・・残念。今年も勝ちはもらっていくさ。」

滝の選手が言い返してきた。

「その言葉そっくり返すぜ。」

吉本が言う。

「それでは試合を始めます!互いに礼!!」

(今日は快晴の恐ろしい打線を見せてやるぜ。今に見てろよ滝・・・。)


作者から

ふ〜快晴13点の圧勝です。でもいきなり次の試合はまずかったな〜。もう少しゆっくりでもよかったのだけど。

滝戦は二話ぐらい書くつもりです。なんかあとここで書くことないや。では!


十六話
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