快晴野球連盟野球部

第十三話


〜新戦力〜

快晴だ。

野球日和だ。

快晴連盟は今日も夏の太陽の下、いつもどおり練習していた。

三井 「なあ、なんでお前のカーブはピヨ。なんだ?」

水戸澤 「あーーーーーー!!!!」

突然水戸澤が大声を出していった。

水戸澤 「ふっふっふ・・・・・よく聞いてくれた!三井さん。それはな!!!」

こそこそこそ・・・・・

三井 「はあ?」

水戸澤 「だから・・・・・曲がる瞬間にピヨっていって曲がったからですよ。それで思いついたんですよ。」

三井はなんだそんなことか・・・・・と思った。

吉本 「ははは〜。単純だな。」

水戸澤 「ふふふ・・・・取れない君がよくいうねぇ。それとも取れるようになったのかい?」

吉本 「あ・・・・。じゃあオレは練習があるんで。ばい。」

水戸澤 「逃げた」

「ちーっす」

その時ユニフォームを着たみなれない男がやってきた。

「あ!!福原さん!お帰りなさい!」

水戸澤 「福原?」

「出張お疲れ様です。」

吉本 「お帰りなさい福原さん。アメリカはどうでした?」

福原 「ああ〜楽しかったよ〜。ていうかお土産はないけどね〜。」

水戸澤 「福原さん?」

三井 「そうですよ。水戸(水戸澤さんのこと)さん。この人は二ヶ月前にアメリカへ出張にいったんですよ。守備位置はサード+ファーストで里中さんにも負けてませんよ。」

福原 「なにいっとるんだ〜。負けてませんよじゃないにゃ〜。勝ってるというんじゃーー!!」

里中 「なんだよ福原〜!!どうせアメリカいってるときは野球やってなかったんだろ!!」

福原 「そりゃ仕事だからね。でも毎日少しの時間を重ねて練習してたぜー。」

「へぇ〜」

監督 「福原。帰ってきたか。お前がいなくてベンチも寂しかったぞ。」

福原 「監督そりゃないっすよ〜。ベンチじゃなくて内野がですよ。」

監督 「そうだったな。ははは・・・そういや明々後日にお前の復活の場を用意させといたぞ。」

福原 「ありー♪がとーございます!!!」

三井 「四番もあるかもよ。」

監督 「考えといてやるよ。」

福原 「うれしいな〜。」

水戸澤 「・・・・・・・・・話についていけない」

福原はどうやらチームの笑い役みたいである。

井上 「宴会部長が帰ってきた!!」

今岡 「面白そうだ!!」

宴会部長とは宴会で活躍する。偉い人?である。

そして・・・・

カキーン

ポロ

福原 「ありゃりゃ?」

湯舟 「こらーーー福原ぁ!!」

福原 「いまのはギャグギャグ!もういっちょ〜!」

カキーン

バシッ

監督 「よし!あがれ!今日は紅白戦をやるぞ!」

「はい!」

水戸澤 (やった〜!ついに試合形式の練習だ〜♪)

監督はあまり試合形式の練習をしないようだ。なぜなら・・・

「あれ?メンバー全員で13人しかいないじゃん。」

「ああ。本当だ。監督気づいてなくない?」

監督 「気づいてるぞ。あと5人はなんとか集めるぞ。」

そうして。監督からメンバーを発表された。そのメンバーは

紅組             白組

投手  水戸澤        投手  米田

捕手  松中         捕手  吉本

一塁手 須波         一塁手 福原

二塁手 三井         二塁手 ?

三塁手 鈴木         三塁手 里中

遊撃手 ?          遊撃手 井上

左翼手 大外         左翼手 今岡

中堅手 湯舟         中堅手 中城

右翼手 ?          右翼手 ?

監督 「紅の主将はいつも通り湯舟。白の主将は里中で頼む。」

里中 「よっしゃー主将アーチだ!!」

湯舟 「えーいつもどおりのキャプテン湯舟です。とにかく絶対勝つぞ!!」

水戸澤「あのー湯舟さん。俺・・・湯舟さんのヒットが見たいんですけど。」

湯舟 「え?なんでまた。」

水戸澤「だって湯舟さんのヒット見たことないんですから。」

湯舟 「え?まさか・・・ほら!見ただろ前のアタリメスポーツとの試合!あれは完璧な・・」

水戸澤「そのときまだいませんよ。俺」

湯舟 「ええ?ああ〜ああ・・・・・・」

水戸澤「湯舟さんのヒットがみたぁ〜い」

湯舟 「えーい!そういう気色悪いこと言うなあーー」

湯舟は水戸澤が入ってからのいままでの試合でヒットは0だった。

三井 「湯舟さんも僕も打ってませんけど、湯舟さん。最近外野にも飛ばしてませんよね?」

須波 「年か・・・」

湯舟 「須波うるさーーい!!!年のこというなーー!!お前だって打ってないだろ!!」

須波 「はいはい・・・。」

ということで湯舟さんの年は置いといて、残りの選手になってくれそうな人を探すことに。

通りすがりの社員 「あのー・・・私でよければやりますよ。」

米田 「おお!それは心強い。監督いいですよね。」

監督 「よし!頼むぞ!」
通りすがりの社員=水面 樹(みなも いつき)は赤組のショートをやることになった。


そのころ湯舟さんが・・・

社員A「ふ〜今日も仕事終わったら・・・・クイッと一杯」

社員B「いいね〜今日は俺がおごってやるよ〜。」

社員A「おお!ごち〜♪」

湯舟 「おい。ちょうどよかった!お前たちちょうどよかった。ちょっと来い」

社員AB「え??」

ずるずるずるずる・・・・・

更衣室

三井 「おお!湯舟さん!つれてきましたね。」

湯舟 「おい!社員AB!こい!」

社員AB「え??」

ポイ

そういって社員二人は三井とともに更衣室へ・・・・

「ぎゃあああああーーー!!!」

そして・・・・

社員A「あのーー。俺たちなんかユニフォームを着てるような気が・・・。」

社員B「冗談じゃないですよ!俺たち実際に野球できないですよ!!」

湯舟 「大丈夫だ。とりあえず守備位置にたってればいい!!」

社員AB(だからってさ〜。)

社員Aは紅のライト。社員Bは白のライトをやることになった。

もちろん二人とも野球経験はほぼ0だ。

「あと一人たりないぞ〜。」

水戸澤 「だれかいないかな〜。」

「あれは誰だ!?」

なんとバックネットの裏に誰かの影が・・。それは、前に見たことのある顔だった。
微笑んだ顔。かん高い笑い声。特徴ある目

「大橋笑顔!!」

そう彼は豪雨のトップバッター。大橋笑顔だった。

続く


作者から

そういえば湯舟さんと三井と須波のヒットがないですね・・・。里中なんて打席事態ないのです。ごめん里中〜。

大橋登場です。人気投票で一位だったし・・・。

次回は少し守備位置の違った対決がみられそうです。大橋笑顔も参戦・・・?


十二話
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