BBB

第5話 打ち取る狙い



ここはどこか
グラウンドである
無論。試合が行われている

高麗「くう・・・」

橘「声だしていこーぜ!」

おーう!

神谷「大丈夫かな」

高麗は地上中1番バッターに打たれ精神的に厳しい状況に来ていたのだ

0アウト2塁

高麗「2番か・・・」

シュルルルルル カキーン!

高麗「う!?」

佐々木「高麗!大丈夫だ!おりゃあ!」
 
パシ!キーン

1塁審判「アウト!」

高麗「ふう・・・」

1アウト3塁

監督「高麗の弱点は精神だな。だがアウトひとつ取れば強くもなるし、ヒットを打たれると弱くもなる。精神的に上下が激しい選手だからな」

橘「1アウト3塁か・・・3番だからヒットを狙ってくるな」

地上3番「ふふふ・・・」

高麗「おりゃ!」

キーーーーーン! コンッ

奥間「なに!この場面でスクイズバント!?」

ジャクソン「まかせろ!」

ダダダダダ・・・・パシ!

ジャクソン「おりゃあ!ホーム!」

橘「(間に合うか!)」

パシイ!

ズザアアアアア

神谷「強烈なクロスプレイだ!」

福浦「橘さん!がんばれ!」

小川「いっけー!」

審判「セーフ!」

栗田「う!」

加賀「足はええ〜」

涼「きくれー!がんばれー!」

説明しておこう。涼はいつでも調子に変化がなく、いつでもどんなに厳しい状況でも実力を発揮できる。これは涼の最大の武器であり、試合中に双子を見分ける手段でもある

橘「っち!」

高麗「はあ・・ふう・・」

奥間「(この場面。高麗は良いプレーを決めれば一気に調子が上がるだろう。よし!)」

橘「(次のサインは・・・と)」

高麗「(このタイミングでカーブか)」

シュルルル コーン!

奥間「栗田!2歩後ろだ!落ちついて!」

栗田「どーも」

ザッザッ

パシン

審判「アウト!」

神谷「え?奥間キャプテン2歩後ろって言った?」

福浦「言った言った。あの一瞬でそんなことが判断できるなんて・・・すげえ」

2アウト1塁

高麗「おりゃあ!」

キーーーーーーーン ズバン!

本塁審判「ストライーク!」

高麗「それ!」

キーーーーン カーン

加賀「オーライ!」

パシ

審判「アウト!」

高麗「うっし!」

審判「3アウト!チェンジ!」

神谷「やっとチェンジか・・・」

福浦「でも、これでやっとうちの攻撃が見れる」

0アウトランナーなし

カレン「さあてと天地の攻撃を見るとするか」

麗「[ジャクカレー]のつっこみはどんな球を投げるのかな?」

カレン「それ!」

キーーーーン ズバーン

審判「ストライーク!」

麗「なあんだ、カーブもたいしたことないじゃん。いけるいける」

神谷「え?あれストレートじゃなかったのか?」

福浦「あんな速い球、絶対打てないなって思ってたのに」

小川「たいしたことないだって」

カレン「なかなかやるじゃん。じゃあこれはどう判断するかな」

キーーーーン 

麗「うっし!」

カキーン

涼「よっしゃ〜!絶好の三遊間突破制ライナー!」

カレン「ショート」

地上ショート「おりゃ!」

パシ!

麗「え?」

加賀「アウトかよ」

奥間「あの打球を取るとは、すごいな・・・」

ジャクソン「カレンのピッチングは知っていたがあのころの球とはぜんぜん違う、投げ方から変わっている。あんな狙いすましたかのように打ち取るピッチングはしたことがないはずだ」

栗田「奥間・・・あの狙いすましたかのように打ち取るピッチングの影には何かありそうだぜ」

奥間「ああ、わかっている」

1アウトランナーなし

佐々木「あのピッチング・・・強引に打ち取る狙いを外させたほうがよさそうだな。よし!」

カレン「それ!」

キーーーーーン ズバーーン!

審判「ストライーク!」

佐々木「球自体はたいしたことないがこの球なら麗はヒットを打てたはずだ」

カレン「ほーれ」

シュルルルル

佐々木「もらった!」

カーーーン

カレン「センター」

地上センター「オーライ!」

パシ

審判「アウト!」

佐々木「なにい!」

高麗「あの球をヒットにできないか・・・打球が伸びないんじゃなくて守備があそこに待ち構えてたみたいだな」

栗田「奥間・・・次はお前だぞ。アウトにはなるなよ」

奥間「ああ」

2アウトランナーなし

カレン「全国レベルと勝負か・・・頼むぜ川井」

橘「思い出した!」

高麗「なにを思い出したんだ?橘」

橘「あのキャッチャー・・・川井 厚志(かわい こうし)っていうんだけど九州の天才キャッチャーでリードに関しては天才的。昨年の全国中学野球選抜の選手表で見たんだ。九州の[宇宙中学]のキャッチャーだった男なんだけどなんで地上中に?」

カレン「それ!」

キーーン

奥間「それ!」

カキーン

カレン「なに!」

川井「センター!前!走れ!」

ポーンポーン

ワーワー!

神谷「奥間キャプテン!ナイスセンター前ヒーット!」

福浦「よっしゃー!初ヒット!」

奥間「思ったより狙いをはずすのは難しいな。栗田はどうかな」

カレン「なかなかやるじゃん。さあて本気を出すか」

第6話に続く


作者から
やっぱり会話が多い。
でも難しいんですよ。この分じゃ小説を広げるのは無理だ。カレンの本気とはなんでしょうね。この小説は展開がとってもとても遅いです。1話に6人ぐらいしか打順が進みません。
展開は考えておきます。応援よろしく


第四話 第六話
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