BBB 

第10話 予想外


ここはどこか
全国中学野球大会の埼玉県地区予選会場である
今、第1球場で天地中学がシードを通って天空中学と戦っている

4回表 2アウト ランナーなし

高麗「打者よええ〜」

そういうこといいながらも袂には2塁打を打たれていた

高麗「それっ!」

キーン

天空打者「ひえっ!」

ズバーン

審判「ストライークバッターアウト!チェンジ!」

高麗「終わった・・・」

ジャクソン「早い・・一回もボール来てねえよ」

袂「ふう・・・頼むから打ってくれよ」

4回裏 0アウト ランナーなし

麗「あのピッチャー速いよ〜、手加減しろって感じ」

袂「それっ!」

キーン

麗「はや!」

ズバーン

審判「ストライーク!」

麗「くう〜」

キーン ズバーン

麗「はええっ」

審判「ストライクツー!」

麗「うおお!はええ!」

キーン ズバーン

審判「ストライクバッターアウト!」

こんな調子でほぼ三振合戦状態だった

そして試合は流れてゆき・・・

6回裏 2アウト ランナーなし

神谷「やべぇ〜先輩たちが打てねえのに俺が打てるわけねえじゃん」

袂「あの1年か・・・また三振だ!」

キーン ズバーン

神谷「あり?投げたの?」

審判「ストライーク!」

神谷「はえぇ〜」

キーン ズバン!

審判「ストライクツー!」

神谷「うおお!一か八かだ!」

袂「これで終わりだ!それ!」

キーン

神谷「お、おりゃあ!」

カーン

神谷「あり?当たった・・・」

涼「おお〜すげえすげえ」

麗「神谷走れー!」

神谷「あ!走るということを忘れてた!」

袂「セ、センターバックバック!」

天空センター「え?あ?なんだ?なにがおこったんだ?俺のとこに打球が来たのか?」

ポーン

打球はセンターのはるか後ろに落ちていった

栗田「回れ回れ回れー!」

神谷「走ってやるうー!」

天空センター「待てボール!」

神谷「のりゃあああああああ!」

バン

神谷の足がホームプレートの上に乗っかった

栗田「ランニング・・・」

橘「ホームラン・・・」

ワーーーーーーー!

福浦「やったやったやったやったー!」

小川「神谷が打ったー!」

ガクッ

袂の足が崩れた

袂「俺が・・・ランニングホームランを打たれるなんて・・・」

その後ショックにより球威が落ちた袂は天地ナインにぼっこぼこに打たれた

審判「試合終了!天地中学対天空中学の試合・・・7−0で天地中学の勝利とします!礼!」

ありがとうございましたー!

第2球場

審判「地上中学対四次元中学の試合・・・5−7で四次元中学の勝利とします!」

神谷「あ?地上が負けた?」

福浦「本当だよ!四次元中学に!負けたんだ!」

神谷「四次元中学・・・?知らないな」

加賀「四次元中学・・まさか兆紀兄ちゃんと道長と重のいる中学か?」

神谷「加賀先輩、何か知っているんですか?」

涼「教えろよ〜」

加賀「あ、いや、俺の幼なじみの羽生居 道長(はぶい みちなが)のいる中学でね、そいつの兄ちゃんの羽生居 兆紀(はぶい ちょうき)さんと、道長の弟の羽生居 重信(はぶい しげのぶ)の3兄弟がいるんだ。でも、四次元中は去年まで弱小だったけど・・・地上を倒すなんて、相当成長したんだな」
    
第1球場

監督「なに?地上が負けた?」

栗田「どこに?」

加賀「四次元中・・・市大会にも出たことのない無名校です」

栗田「あの弱小中の?」

監督「予想外だな」

福浦「加賀先輩、重のことしっているんですか?」

神谷「知ってるのか?」

福浦「俺と同じ小学校だからな。羽生居 重信は俺と世界少年合同チームに選ばれたもう1人の奴だ!確かあいつは・・・サードだったな」

監督「世界少年合同チームの1人・・・こいつは油断できないな。奥間なしじゃあ厳しいぞ。早めに帰ってきてもらおう」

神谷「佐々木先輩も・・・早く治ってもらわないとな」

第11話に続く


作者から
いや〜登場人物増えましたねえ〜人物名もそろそろ思い出せなくなってきたし
いい名前考えてにく・ルームの掲示板に書き込んどいてください。
よろしくお願いします


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