BBB

第9話 頂点



ここはどこか
ん?グラウンド?変だな・・・
予定では神谷の家から始まるはずだったのに。まあ、いいか

監督「神谷」

大西監督は神谷を部活後に呼びつけたのである

神谷「はい。なんですか?」

監督「来週から始まる全国中学野球大会地区予選のベンチにお前を入れたいと思う」

神谷「え?ベンチ?試合に出れるかも?」

神谷が喜びの一声を発しようとしたとき世界が急に変わった

神谷「やったーーーーーー!」

神谷の声が響く・・・ここは神谷の部屋である。予定通り(満足)

神谷「夢か・・・はあ、試合に出れると思ったのに・・・」

学校

神谷「朝練に遅れるー!」

第1野球場

監督「では、来週から始まる全国中学野球大会の地区予選のレギュラーを発表する
    
    1番 レフト 麗!
    
    2番 ショート 佐々木!

    3番 サード ジャクソン!」

ジャクソン「え?俺は5番じゃあ・・・奥間は?」

監督「まあ、続きを聞け
   
   4番 ライト 栗田! 

   5番 ファースト 今豪!」

今豪「え?俺ですか?キャプテンじゃないんですか?」

奥間「俺は明日から1週間日本中学野球選抜としてアメリカに行ってくる。地区予選の決勝戦までには帰ってくるつもりだ。どうせ決勝は地上中だろう。俺もその試合には参加する」

神谷「ええ?」

福浦「キャプテンが試合に出ない?」

小川「試練だ・・・」

監督「続きを言うぞ!

   6番 セカンド 涼!

   7番 キャッチャー 橘!
  
   8番 センター 加賀!

   9番 ピッチャー 高麗!」

こうして試合の日は迫る。奥間はアメリカに旅立ち、1回戦の日が来た

試合会場

第1シード 天地中学 第2シード 地上中学 天地中の1回戦相手天空中学

神谷「天空中学?聞いたことないな」

加賀「そらそうだ、弱小中の弱小だからな、まあ、キャプテンは全国級だけど」

福浦「キャプテンは全国級?ワンマンチームってことっすか?」

加賀「キャプテンの袂 朗氏(たもと ろうし)。全国級のピッチャーだ。奥間さんみたいな投手らしい。今回選抜としていかなかったのは奥間さんがピッチャーで登録したからだとよ」

栗田「天地中しゅうごーう!」

「ういーす」

監督「試合前の忠告だが、まあ1回戦は袂だけに注意して当てていくバッティングをすれば、大丈夫だ。そういえば佐々木がまだ来てねえな」

ピリリリリ

涼「お、携帯が、佐々木だ!」

ピッ

涼「もしもし〜谷口ですが〜」

香子「涼さん?香子ですけど・・・」

涼「香子ちゃん?どうしたの?」

神谷「(佐々木さん?どうしたんだ?)」

香子「お兄ちゃん、さっき事故にあっちゃって」

涼「事故!?それで?大丈夫なのか?」

香子「大丈夫です。あばらが2,3本折れたぐらいで」

涼「大丈夫じゃねえじゃん」

香子「それで、試合はいけないんです。すいません」

涼「だいじょうぶだよ。お大事にって言っといて」

香子「すいませんでした、失礼します」

ピッ

涼「事故にあったって・・・大丈夫だそうだけどショートがいなくなっちゃいましたね」

監督「うむ、今豪はファーストだし、3年はレギュラー意外塾とか行っていないし、2年にショートはいないし、1年・・・」

その瞬間全員の目が神谷に向けられた

神谷「え?俺?」

監督「神谷、お前はショート志望だったな。すまないがやってくれるか?」

神谷「え・・・あ・・・・はあ・・・」

監督「決定だな。よし、お前は9番ショートで入ってくれ」

神谷「は、はい!」

栗田「円陣組むぞー!」

「おいーす」

神谷「ブルブル」

栗田「おめーら優勝したいのかー?」

「おーす!」

栗田「頂点目指して頑張るかー?」

「おーす!」
  
栗田「だったら根性見せてみなー!」

「おーす!」

栗田「みんなで頂点目指したろー!」

「おーす!」

第10話に続く


作者から
栗田の掛け声は天地中お決まりの円陣掛け声です
リズムよく読むと気持ちいいんですよ。読んでみてください。いつもは奥間が言うんですけど・・・


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