快晴野球連盟野球部


前二十話

〜第一〜




快晴グラウンドは朝からざわめいていた。

「さ・・・・・斉藤!?」

「斉藤さん・・・?」

「ただいま・・・みんな」

快晴にエース斉藤が帰ってきたのだ。これにはみんなびっくりする。

「怪我はもう治ったんですか?」

「ああ・・・完治した。」

「遅かったな斉藤」

米田が言う。

「ああ・・・心配かけて本当にすまなかった。」

「これで豪雨にも圧勝だな!」

里中が言う。

「よし、全員集合!」

ざざっ

「この通り斉藤が今日から復帰となるそして今度の三回戦で早速投げてもらうことになった」

「そういえば三回戦の相手はどこだっけ?」

「え〜と・・・・」

「あ!」

トーナメント表を見た三井がはっとした!

「本当か!?」

「なんだって!!」

全員が騒ぎ出す。

「静かにしろ。今度の相手はあのミト流星スターズだ。この前の試合ではあと少しのところで負けてしまった相手だ。とにかく打線は強力だ。しかしこんども弱点の守備を狙え!」

「今回は斉藤さんもいるから死角は全然ないな!今度こそは勝てるぞ!みんな!滝に続いてまた借りを返すぞ!」

「おー!!」

試合は明後日だ。

「ミトに勝てば準決勝。おそらく豪雨とだな。」

斉藤が言う。

「はい、しかし斉藤さん復帰からいきなりの実戦で大丈夫ですか?」

吉本が言う。

「大丈夫さ。吉本が毎日病院まで来てくれて投球練習をさせてくれたのだから。」

「はい・・。この試合は絶対勝って豪雨を負かせて優勝しちゃいましょう!」

「そうだな。しかし・・・豪雨に勝てば優勝はほぼ確実だが、豪雨以外に強いチームはあるのか?」

「いえ。わかりません。しかしおそらく豪雨が現在東京のアマチュアのチームの中では一番ですよ。」

「う〜ん。そうだよなあ」

その夜・・・・

吉本の家で

全国高校野球選手権大会 優勝 川江高校

「甲子園優勝・・・・。俺もあの時はセンターを守ってたんだよな。」

吉本は昔からすべての能力においてムラのある選手だと有名だった。

しかしそれなりの実力でなんとかレギュラーに入り下位打線を打っていた。

しかしそんな吉本にはさらに決定的な弱点があった。

・・・・・・・・・・

ワーワー

「ワンアウト一二塁」チームにとっては最高のチャンスだ。しかし吉本にとっては最悪の場面であった。

「吉本ー!チャンスだ!打ってくれよ!」

「これを打てば投手がグンと楽になるぜ!」

得点は4ー3ここで追加点をうてば投手にとってはとてもといっていいほど楽になるだろう。

カキーン

バシイ!

「6−4−3ダブルプレイ!チェンジ!」

「ああ〜。」

「吉本〜。考えて打てよ〜。」

そう、吉本はチャンスにめっぽう弱い選手だったのであった。


なんか20話というのに全然だめだめだったと思います。いきなり斉藤帰ってきてしまいましたし。

話の展開が速すぎる・・・。

20話は前と後に分けます。では!次回は後20話です!


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