快晴野球連盟野球部


第十九話



〜決着〜


あらすじ
快晴野球部は五回に吉本の意地のタイムリーで逆転。その裏投手は水戸澤へ変更1・2番を打ち取った後三番の蘭堂にたいして魔球ナックルを使い三球三振!

滝に対して水戸澤はその実力を見せた。



六回の裏 快晴の攻撃は三者凡退 七回も水戸澤の好投で三者凡退。そしてその裏ツーアウトから躑躅が安心したか今岡にソロホーマーを食らった。快晴 3ー1 滝

(今日の躑躅はけして悪くない。快晴の打線が良いのだ・・・。やく一年でここまでにも成長したのか?)

(今岡さんありがとう!これで差が開いた。ここからが本番だ。)

しかし追加点が入って気が抜けたが八回にはストレートを打たれ一失点。また3−2と一点差。

「水戸。気が緩んだか?手を抜くピッチングは絶対するな。」

「はい。すいません」

「よーし。残すは後一回だ。鈴木。リリーフだ。絶対守れ。それと鈴木を楽にする為にこの回もう一点取るぞ!」

「おー」

「この回は福原からだ。」

「イエイ!任せてください!必ずでますよ。」

そして、

フォアボール

「結果的にはでました。さあ続いてください〜。」

福原が言う。

「調子いいな。あれ」

「まあいいじゃないの。」

カキーン!バシ!

「アウトー!!」

湯舟はセンターフライ。しかし次のバッター三井はヒット。

そして米田はセンターへとはじき返し二塁ランナーの福原ホームインでまた点を二点差にはなす。4−2

そしてついに最終回。マウンドへは鈴木があがる。

(さあ、鈴木さん、頼みますよ。滝に一泡吹かせてください)

最終回は三番蘭堂からクリーンアップである。

(ふう・・・さてどうする・・?)

カキィィィィン!!!

(え?)

(おい!)

ファール

「ふう〜。危ねえ〜。」

「鈴木脅かすなよ〜。」

「すまんすまん。蘭堂いくぜ〜。」

「わかったわかった打たれにこいよ」

蘭堂が挑発する。

「この〜」

ビュー

「鈴木さん!ヤキがまわってしまった!!」

カキーン

蘭堂ライト前ヒット。

(くそ〜ついカッとなっちまった・・・)

「ドンマイだ!ゲッツーでいくぞー!吉本!!いくぞ〜。」

「わかってるよ松中よう。さあどんどんこいや!!」

しかし次のバッターは四番躑躅。今日の試合は目立ったところはないが・・・。

カキーン

「今岡!とれー。」

井上が飛びつく!しかし!!

「あー届かない!!レフト前だ〜。」

「連続ヒットだ〜。やばいぞ!」

「五番 センター 大倉」

カキーン

「うわっ!きた〜。」

五番大倉までもレフト前へ。三連続安打で鈴木大ピンチ無死満塁だ・・・。

(まずい。このあとの投手は一人もいない!?鈴木・・・・粘ってくれ!)

バコッ

(ああ!?)

「鈴木ーー!!」

デットボール!!押し出しだ!鈴木無死満塁から六番光橋に押し出しのデットボール!!

「あ・・・ああ・・・」

(終わったな。快晴。)

(鈴木・・・)

「鈴木ー!楽にいくんだー!」

福原が言う。

「鈴木ー!全部サードに打てー!全部取ってやるぞ!!」

吉本も言う。

「外野フライならタッチアップは全部さすぞ!!」

外野の三人衆もすかさず言う。

「鈴木。俺達がいるぜ。」

「楽にいきましょう!鈴木さん!」

野手からも声援が送られる。

「うりゃー!いけいけージロー!!」

「鈴木さん!守れますよー!!」

鈴木ー鈴木ー!!

・・・・・・・・・・

「鈴木!お前は肩が強いな!実は投手向きなんじゃないか?」

「ええ〜そうですか先輩?こんな下手くそに投手には向いてませんよ。」

「いやいやそんなことないと思うぞ。俺が監督にいってみるよよければ投手になれると思うぜ!」

そして・・・・

「145キロ」

「いいぞ!鈴木!さすがエースだ!」

鈴木は高校の野球部で先輩に進められて投手に転任そして監督にも認められエースをつとめた。残念ながら甲子園は夢の夢で終わってしまった。

その後大学へ進学し大学の野球部でもエースをつとめた。その後快晴連盟に入社した。

しかしそこで一つ上の斉藤と出会った。その右腕から出る夢の150キロを目にし、実力の差をしる。

それからが新の鈴木次郎の始まりだった。

・・・・・・・・・・・

「そうだ・・・。俺は自分や仲間を信じる!!」

ビューー!!

「ピピッッ155キロ」

「!?」

バキッ

バッターもなんとかあてたがぼてぼてのファーストゴロ。

「来たぁぁ!!」

バシッ

すかさず福原はホームへ送球する!

「アウトーーー!!」

「いくぞ三井!」

ホームフォースアウト。そして松中も一塁へ投げる!

バシイ!一塁もアウトホームゲッツー成功だ!

ダダダダダッッッ

「三井さん!ホーム!!」

水戸澤がベンチから叫ぶ!二塁ランナーがホームへと突入していた!

「なにい!」

三井がすぐにホームへ投げる!

「間に合え!!!」

バシイ

「松中ーー!タッチだー!」

・・・・・・・・・・・・・

「アウトー!!!ゲームセット!!」

「・・・・・・・・・やったぞーー!!」

松中がガッツポーズで立ち上がる!!

「よっしゃー!!」

全員で鈴木を称えた!

「4−3で快晴野球連盟の勝利!礼!」

「ありがとうございましたーー!!!!」

(一年前の借りは返したぜ。)

吉本が微笑む。

「まさか・・・・まさか・・・・」

滝の選手は愕然とする。

「残念だったな。これが快晴野球連盟野球部なのだ!」

里中が言う。

「調子いいこというな!」

鈴木がつっこむ

「よっしゃー今日も勝利の会やるかー!」

「なにいってんだー!これからまた練習だー!次は準々決勝だぜー!!」

「よっしゃーいくぞー!!」

タタタタタタッッッ

「すいません。私も。」

タタタタタタッッッ

「快晴め。これで貸し借りはなしか・・・来年はまた俺達が勝つぜ。」


今回。ラストに力をいれたのか!!が非常に多かったと思います。いや〜緊張ある試合だったかな〜。(汗)

次回ついに20話です。次回は三回戦・・・・ではなく、ついにあの人が復活です!そして三回戦は・・・・あのチームです。では!


十八話
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